◆れきし
大和国一之宮、祭神は大物主大神。三輪山を神体として拝するようになっており、山中に3つの磐座があり、それらを三ツ鳥居と瑞垣によって、とり囲まれていました。
◆見どころ
現在の拝殿は、寛文4年(1664)、4代将軍徳川家綱による再建。桁行9間・梁間4間、切妻造・檜皮葺き。向拝は入母屋造で、軒に唐破風が付いています。拝殿奥の三ツ鳥居が、営造物の中心です。
拝殿の前が「山の辺の道」。この道は海石榴市(つばいち)から奈良盆地東の山裾を縫うように走り、日本最古の古道ともいわれています。三輪山は全山が杉・松・檜に覆われ、神聖な霊気の中での参拝は格別の趣です。